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アトピーと僕とニキビと私

アトピーやニキビに苦しんで死にたいと思っているあなたへ

2017年06月14日
アトピーやニキビに苦しんで死にたいと思っているあなたへ

アトピーやニキビで苦しんだお話

僕は現在、30歳になりますが、これまでの人生で僕とアトピー、ニキビは切っても切り離せない関係です。この二つによって僕の人生は大幅に変わったと言えます。この二つがなければ出来たこと、この二つがあったから出来なかったことが山のようにあります。この二つによって僕の人格、精神性すらも変わったと言えます。

アトピーやニキビに苦しんでいる人の中に、そんな人は多いんじゃないでしょうか。

アトピーって何?8歳くらいで「痒い」って気づいた

僕は子どもの頃からずっとアトピーです。

初めて自分がアトピーだと気づいた、正確に言うと自分の身体が「痒い」と認識したのは確か8歳くらいだったと思います。正確には覚えていませんが、小学生くらいだったと思います。ただこの頃は身体が痒いってことに気づいた、のみで、自分が「アトピー性皮膚炎」って病気なんだってことは全くわかりませんでした。

その頃、夏頃になると物凄く手足の間接部分が痒くなってました。症状としては関節部分が赤くなってガサガサになるくらいのもの。僕はそこまで重症なアトピーではありませんが、子どもの頃から今の今までずっとアトピーは完治していません。

夏は汗をかくのでアトピーが悪化する時期です。それに伴って僕が8歳くらいの頃、夏場はよく「痒い痒い」と言っていた気がします。

その頃は夏場にしかアトピーの症状がひどくならなかったので、12歳くらいまで、僕はアトピーではなくそれは「あせも」だと思ってました。 毎年夏になると物凄く手足の関節部分が痒くなって、赤くなり皮が剥けたりしてガサガサになっていました。でも夏を越えれば症状が治まっていたので、これって「あせも」じゃない?って親もそう認識していた気がします。夏以外の季節は特別、肌が荒れたりすることはなかったし、健康的な肌の人と見た目も何も変わりませんでした。

なので子どもの頃、小学生〜中学生くらいまではそこまでアトピーというものを気にしていなかった気がします。

僕のアトピーは少し大人になるにつれてひどくなったんですね。

特に「思春期」。

 

思春期に自分がアトピーだとわかる辛さ

思春期になるにつれて、だんだんと症状が悪化していったんですね。思春期はホルモンバランスの乱れが誰しも起きます。それに伴って僕は身体中に色んなアレルギーが多発していました。まずニキビはひどくなっていく、そしてアトピーももちろんひどくなっていきました。

そこでやっと気づいたんです。「アトピーなんだ」って。

16歳くらいですね。僕はそれまでずっと「あせも」だと思っていたんですが、皮膚科に行ったときに「あせもじゃなくて、アトピーなんだよ!」って言われたので、そこではっきりとやっと自分が「アトピー」だと認識しました。アトピーが悪化した原因は、思春期のホルモンバランスの乱れや食生活、運動不足や不規則な生活、今思い返せば身体に良いことはひとつもしていなかった気がします。

僕が子どもの頃はネットも発達していないし、情報源が少ない。なのでアトピーに対する知識も、認識も周りの大人は持ち合わせていない時代でした。今の時代はこれだけアトピーに関する情報があります。なので昔よりもよっぽど恵まれていると思います。

自分が「アトピー」だとわかったとき、そして症状が収まらずに治らない、むしろひどくなっていったとき、それは一言で言えば「絶望」でした。全てに敏感な思春期頃からアトピーがひどくなっていくの辛い。

そして医者から処方される「ステロイド剤」。もちろん、ステロイドというものが一体どんなものなのか?それをほぼわからずに使っていました。その頃の皮膚科医も大して説明はしてくれませんでした。ステロイド剤が一体何なのかを認識したのは、使い続けて1年くらい経ったときだった気がします。ステロイドに対しての認識も情報もそこまで広まっていなかった時代だったのかもしれません。もしくは僕の認識が甘かったのか。

僕が思春期の頃、16歳、17歳くらいの頃は情報源があまりなかった時代ですが、インターネットは発展途上だったのでいくらかの情報は調べられた時代です。ステロイドを使い続けて1年くらいして、やっと知ったんですね。そして「アトピー」というものが軽々しい病気じゃないことも・・・

薬を塗り続けていても、一向に治らない。治るどころか前は痒くなかった箇所も痒くなって来た気がする・・・これってどうゆうこと?・・・この薬って塗り続けていいの?・・・

そして調べていくとステロイドは怖い薬なのかもしれないってこと、脱ステなんてものがあること、そもそもアトピーは完治しない病気であること。

いろんなことに過敏な思春期の頃にそれがわかり、 それに悩まされることってほんとに「死」に値するくらい絶望的でした。

思春期の頃に毎日、自分の身体に薬を塗らなきゃいけないこと。それって物凄く辛い。毎日薬を塗るとともに、逆に精神がすり減っていきます。何かが蝕まれていきます。

僕はその頃にアトピーもひどくなったんですが、同時にニキビもひどくなりました。ホルモンバランスの乱れで思春期ニキビが多発しました。そしてアトピーもありました。僕のアトピーは顔にも出ていきました。アトピーが慢性化すると痒くなかった場所も痒くなっていきます。身体、顔、頭皮とどんどん痒くなる箇所が広がっていったんです。

そして顔が痒くなったことによって中程度のステロイド剤を顔にも塗っていました。ロコイドクリームってやつだったかな?。それを塗ることによって今度はニキビがひどくなるんですね。アトピーのステロイドの塗り薬はニキビができる副作用もあります。ですが、塗らないと今度はアトピーがひどくなるという悪循環に陥りました。

それによってニキビが人並み以上にひどくなり、更にアトピーもひどくなるという負のスパイラルにハマってしまった。ニキビは明らかに人前に出れるレベルじゃないほどにひどくなりました。顔中に広がって、1番ひどかった時期は50個以上はあったと思います。その後遺症、ニキビ跡は今も残っていますし、このサイトでも記しています。アトピーも思春期の頃が1番ひどかったんじゃないかと思います。顔、頭皮まで痒くなっていくことの辛さ・・・ それを1番、人生で大事な時期・・・17歳や18歳で味わったことは・・・その後の人生をも破壊します。

僕は元々人見知りな性格です。それにプラスしてこの病、

僕の精神は、次第に壊れていった。

まず、他人と接することができなくなりました。

対人恐怖症、視線恐怖症になりました。

外に出ることが怖くなりました。

誰にも会いたくない、どこにも行きたくない、明るいところに居たくない、暗いところに居たい。

僕はアトピーとニキビがひどくなった思春期〜20代前半まで、ほとんど外に出ることなく引きこもっていました。部屋の中もTVとパソコン以外の明かりは消えていることも多かったです。

他人との関係もほぼありませんでした。異性と接することも全くありませんでした。人間関係自体をほぼ絶ちました。僕は17歳〜22歳くらいまでの間、良い思い出ってひとつたりともないですね これっぽっちも全くと言っていいほどないですね 笑 

思い返してみても、他人と接していた記憶があんまり、いやほぼありません。

絶望の淵を彷徨っていた青春時代・・・

例えばリア充と呼ばれる誰かが味わうようなものは、その頃の僕はひとつたりとも味わっていない。

間違いなく、この大事な時期にアトピーとニキビがひどくなったことが、僕の人生を狂わせたと断言できます。もしこれがなかったらと考えると・・・どうなっていたかは・・・今となってはもう考えても無駄なことです。

それでも僕の精神が完全に壊れなかったのは、周りの人達が優しかったからだと思う。

記憶を辿ってみても、ひどい言葉をかけられたりとか、誰かに嫌われたりとか、そういう記憶はほとんどありません。それだけが僕が壊れなかった唯一の救いだったと思います。

99%は壊れかけていたけど、残りの1%壊れなかったからちゃんと生きてこれたんだと思う。その頃の僕は絶望の淵に立たされていて、もちろん本気で自殺を考えたことだってあります。アトピーやニキビがひどい人なら死のうと思ったことの一度や二度はザラにあるでしょう。あまりにも苦しくて苦しくて、気絶するように意識を失ったこともあります。

それでも僕は、ここまで生きてこれました。

その頃に周りの人達が優しかったこと、

それともう一つ、僕はアトピーやニキビのせいで引きこもっていた16歳頃〜22歳くらいまでの間、色んな、いわゆる娯楽、芸術作品に助けられました。

音楽、映画、漫画、小説、ゲーム、アニメ、インターネット、、、

それらがなければ僕はその頃を生きることができませんでした。引きこもっていた時期に救いの手を述べてくれた数々の作品に僕は感謝しかありません。

むしろ、引きこもっていた時期に人の倍以上にそういう作品に触れたからこそ、今の自分が養われたと思ってます。だから、あの時期は何も無駄なものじゃなかったと、今だからこそ言えます。もしも引きこもっていなかったら、また別の人生があったかもしれません。ですがその道はもしかしたら別の問題で大失敗していたかもしれない。

人生どうなるかなんてわからないんです。

無駄なことなんてこの世にひとつもない。あの時期、引きこもって色んな作品に触れたからこそ、今の僕の感性は出来上がったと言えるし、それがあるからこそこうやって発信もできている。

そもそも精神を蝕まれて鬱になったり、病んでしまうこと、そんなこと生きていれば誰だって、どんな人だってあると思ってます。そうじゃない人のほうが僕は稀だと思ってます。アトピーの人、ニキビの人だけ、僕だけじゃないんです。 もっと苦しい病気だってこの世にはあります。

あの頃に苦しんだからこそ、同じような人の気持ち、痛みが痛すぎるほどわかります。他人事だとは思えません。苦しんだぶんだけ、他人の痛みも十分すぎるほどわかるようになりました。

だから、苦しんだ時間は決して無駄じゃない。

これは今だからこそ言えることです。

今、この瞬間に苦しんでいる人は、とても苦しいはず・・・
でも、きっとその苦しみから開放されるときは来るはず・・・

 

気がつけば30歳になった

そんな時期を乗り越えて、僕は30歳になりました。

アトピーやニキビが辛すぎて辛すぎて苦しんでいた時期は遠い過去にも思えるし、最近のことのようにも思えます。

もちろん今もこの二つは僕の最大のコンプレックスだし、消えてなくなればどんなに楽かと今でも思います。

ですがあの頃のような精神的な苦しみはなくなりました。

それはきっとこの二つと上手く付き合えるようになったんですね。

僕のアトピーの症状としては30歳になった今では軽度。時期によっては見た目的にはほとんどわかりませんし、海とかも入れます。ただ、それは薬で抑えているからです。ステロイド剤なしではもう生きてはいけません。毎日薬を塗っているからこそ、身体には発疹も出ていないくらいに抑えこんでいます。明日から毎日薬付けないでと言われれば、一瞬で症状は悪化すると思います。

それに症状が軽度と言っても、アトピーに大敵の「季節の変わり目」なんかは毎回痒くなってしまいます。そういう時期は痒くてほとんど眠れない日も多いです。

でも30年もアトピーと付き合っていると、自分の身体なのでわかってくるんですね。「あ、今は痒くなる時期だな」とか、「ここはこれくらい薬塗れば大丈夫だな」とか、「このタイミングで塗らないとたぶんひどくなるな」とか。アトピーとの付き合い方がやっとわかってきたので、症状は「軽度」でいられます。

付き合い方がわかってきたのは、ほんとここ数年くらいだと思います。20代前半くらいまでは、まるで付き合い方がわかりませんでした。初めて異性と付き合った彼氏彼女のような関係性。いやそんな甘いものじゃなく、アトピーの場合は・・・僕はこのアトピーってやつのことを1ミリも好きじゃないので、ほんとにぶっ殺してやりたいくらいの関係性でした。すぐにでも別れたい・・・でも絶対に別れることができない、そんな関係がアトピーです。

ときには「脱ステ」してみようかと思って、やってみたものの日常生活に支障をきたすレベルになり、諦めたり、あの病院が凄いと書いてあったから遠出して足を運んでみたり、アトピーのせいでどれだけの時間を無駄にしてきたか、精神的に追い詰められてきたか、計り知れません。それはアトピーの人達なら誰しもそう感じるはずです。

僕はこいつが「アトピー」なんて可愛い名前をしていることが許せない。とんでもないバケモンですよ。アトピーじゃない人はアトピーの人の苦しみをわからないし、アトピーを重病だとは思っていない。それは当人が病気じゃないから当たり前なんですけどね。

アトピーのせいで人生が狂った人は沢山いるでしょう。こいつさえいなければ・・・全てこいつのせいで・・・と思って僕も生きてきました。もしもアトピーじゃなかったらもっと華やかな人生を送れたんだろうな、とか、もっと色んな人と出会えたんだろうな、とか、もっと色んな喜びや感動を味わえたのかもしれない、とか。色んな想いが駆け巡った時期もありました。

ですが、僕はそんなこいつともやっと上手く付き合えるようになったんですね。

ニキビもおんなじです。今もあの頃にひどかったニキビの跡がずっと残りっぱなしで、今も治そうとしています。ですが、精神的な苦痛はありません。それは僕がこの肌を「受け入れることができた」からです。 この肌である自分自身を受け入れることができたから、こうやってさらけ出すことができます。

いつかは、いつの日かは今までの自分を受け入れなきゃいけないときが来ます。受け入れないと、人はその先を生きてはいけないんです。

僕が本当に本当にアトピーやニキビで苦しかったのは16歳〜22歳くらいまでの6年間くらいです。それ以降も、もちろん肌は治ることはなかったし、健康な人よりも絶対に綺麗にもならないんだけど、それ以降の人生、結構、いやかなり楽しかったんですよ。

22歳から今までを楽しく過ごせたのはそれは、僕を認めてくれた人達、自分自身を受け入れた自分がいたからです。自分という存在は、他人が作っていくものだと思います。

そして多分僕はこの先、一生この肌と付き合っていくと思います。ですが、それが僕です。アトピーやニキビに苦しんできたからこそ、できることが僕にはあると思うし、わかることが沢山あると思うし、この先の人生だって楽みたいと思ってます。苦しんだ時期なんてたったの6年です。あなたはまだ1年?2年?この先、あと何十年も先が・・・あると思います。だから1年や2年なんてきっと大したことじゃない。

「自殺したい」「死にたい」と何度も何度も毎日毎日のように365日、思っていた人でも、変われるんです。言葉だけではわからないかもしれない、実感していないから伝わらないかもしれない。でも僕は言いたい。

 

今アトピーやニキビで苦しんでいる、絶望の淵に立たされている人へ

死にたいって何度でも思って良いと思います。
でも、本気では死なないでほしい

死にたいって思うんだったら盛大に死にたいって思ってほしい。無理やり「今日は明るくいこう!」なんて言い聞かせったって無理です。だって死にたいんだから。良いと思う、「死にたい」って感情。

でも、本気で死ぬことを実行したり、自分を傷つけたりすることは止めてほしい。

きっと生きていれば、楽しいことはいつかは訪れます。無責任なことを言うなと思うかもしれない、でも僕は楽しいことは何度も起きた。それでも死にたいって思う日だって何度もあった。

きっと死にたいって思うこと、そんなことは当たり前の感覚なんだと思います。それに・・・自分の死を考えるあなたはきっと頭が良い。そうじゃなきゃ「死」ついて考えることはないでしょう。だから大丈夫です・・・

今は死にたくて死にたくて苦しくて仕方がなくても・・・その気持ちが永遠に続くことなんてありません。だから、自分を傷つけたり、痛めることはしないでほしい。そのかわり、無理に外に出たり、無理に他人に合わせたりする必要もありません。深呼吸をして・・・自分の好きなことをすればいいんだと思います。人間、そんな簡単には死なないし、人生が終わることもないから、苦しい今だけ、楽にできるように好きなことをすればいいと思います。そのときやっていた好きなことは、きっと将来役に立つときが来るかもしれません。

僕は苦しんでいて引きこもっていた時期にひたすらインターネットをしていたから、こうやって発信する能力を身につけることができました。だから、自分が好きなことは、きっと将来の自分に繋がる。今はそれができる時代です。遠くにいても、色んな人と繋がり、色んなことを発信したり、創ることができる。アトピーやニキビがひどくて外に出ることができない・・・じゃあそれを武器にいいと思います。苦しい、死にたいっていうエネルギーはときとしてとんでもない作品を生み出すことがあります。きっとあなたには他人には出来ない何かがあるかもしれません。才能が溢れているかもしれない。道はひとつだけじゃない。あっちにもこっちにもあるし、時には後ろに下がったっていいんです。それに人は誰だって矛盾を抱えて戦っているし、どんな人だって苦しんでいるし、眠れない夜を過ごしている。どんな人だって孤独で泣いている日だってあります。

それに死ななければ見れた世界だってきっと沢山あるはずです。 死ぬなんて簡単なことです、だから今やらなくていいんです。死にたい、死にたい、と感じているときは、心が狭くなり世界を広く見ることがどうしてもできないかもしれません。それでもあなたには死なないでほしいと思います。あなたの心臓は動いているし、本当に死にたいなら今頃止まってるはず。きっと身体はまだ死にたくないって言ってるんです。

どうか、死にたいと思い続けても・・・死なないでください。

少なくとも僕は、この先も生き続けるつもりです。

アトピー?ニキビ?上等です。もう親友だと思ってます。

僕はこれがなきゃ僕ではありません。むしろこれがあるから僕には魅力があるとすら感じています。きっとあなたもそうなれる・・・

コンプレックスは、いずれ自分を強くする武器になるときがきます。 コンプレックスは、逆に返せば魅力にだってなります。

そう思える日がいつの日かくるかもしれない。

だから、死なないでほしい・・・

アトピーやニキビに苦しんで死にたいと思っているあなたへ。

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アトピーとニキビと 15年以上付き合っている30歳男性。アトピーとニキビ、その他諸々書きます。詳しくはこちら