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アトピーの脱ステはいきなりステロイドを止めることじゃない

更新:2017年06月15日 作成:2015年11月17日
思春期、高校生の頃からアトピーがひどくなった人

アトピーの原因、解明されていない

アトピーにとって永遠の課題であるステロイド剤使うの?使わないの?使ってるけどステロイド剤から脱出する?しない?

僕は外用ステロイド剤をずっと使ってます。ステロイドは悪!だとは思ってません。アトピーと上手く付き合うための薬だと思っています。もちろん使わないで症状が良くなるのであればその方が良いに決まってますが、そんな都合の良い方法がないので外用ステロイド剤と仲良くやっていくしかないんだと思ってます。よく喧嘩するけど結局一緒にいる夫婦みたいなものですね。

脱ステするには長期間の休養が必要

本気で脱ステ、外用ステロイド剤から脱出するための療養をしたいと考えているなら、専門の病院で入院するくらいの覚悟が必要です。外用薬も内服薬も、ステロイド剤には副作用があり、アトピーでもないかぎり、例えば普通の皮膚炎であれば長期に使用することはやめたほうがいい薬です。使い続けると痒くなかった場所まで、正常だった場所まで痒くなってきたり、肌が薄くなったり、免疫力が低下したり、使わないことによってリバウンドが起こります。

使い続けた人がステロイド剤から脱出することを「脱ステ」と言いますが、リバウンドがあるためにかなり困難極まる生活を強いられる。 脱ステをやるには普通の社会生活が送れなくなるくらいのリバウンド症状が起きる。突然ステロイド剤を止めると皮膚が切れたり、切れた部分から化膿した汁が止まらなくなったり、はたまた血液が止まらなく出たり、まるでゾンビのような状態になります。

体中がかゆい、かく、ひどくなるを繰り返して、まるで地獄、死ぬ思いをしてステロイド剤を脱出した人もいるでしょう。僕も過去に1週間くらい無理やり止めたことがありますけど、たった1週間でもかなりひどくなりました。

個人的に脱ステをしようとすると、「死」に至るケースもあります。脱ステによって脳梗塞を起こし、死んでしまった患者も過去にはいるのです。脱ステは様々な病気を引き起こす引き金にもなっているんです。

そもそもですね。脱ステがアトピーを治すとどこで聞いたんでしょうか?

もしかしてそれは思い込みではないですか?脱ステすることによってアトピーが完治するという情報はどこから仕入れました?誰から聞いたんでしょうか。そこに医学的根拠はありますか?

脱ステによってアトピーが治る!という医学的根拠は実はどこにもありません。
ちゃんとした知識を持っている人は脱ステを推奨していません。

そして脱ステ=いきなりステロイドを止める、断つと思っていませんか?

それも思い込みです。

脱ステは何もいきなり今まで使っていたステロイド剤を中断するものではありません。人間誰しも慣れていた環境がいきなり変わってしまったら、すぐにその環境に適応するのは難しいものです。いきなり何も知らない場所に放り出されたら、心も身体も中々付いてはいけません。ステロイドを止めることも一緒です。

ですが人間は環境に適応する生き物です。徐々に慣れていくことによって、その場所に適応していくのです。これもステロイドはおんなじ。

ステロイドをいきなり止めるのではなく、徐々に少しずつ止めていくのです。

 

ステロイドを止めたければ徐々に・・・

ステロイドを止めたければ徐々に・・・

いきなりステロイド剤を使うのを停止するよりも、徐々にステロイド剤のランクを落としていったほうがいい。

自分の使ってる外用ステロイド剤がどれくらいのランクなのか、それをまず調べたほうがいいです。ロコイドクリームはどれくらい?ボアラ軟膏はどれくらい?アンテベートはどれくらいか?

ストロンゲスト?ベリーストロング?ストロング?ミディアム?

ステロイドにはその種類によってランク分けされています。

アトピー性皮膚炎 ステロイド外用薬のランク

アトピー性皮膚炎 ステロイド外用薬のランク

ストロンゲスト(最強)

デルモベート、ダイアコート

ベリーストロング(非常に強い)

フルメタ、アンテベート、トプシム、リンデロンDP、マイザー、ビスダーム、テクスメテン、ネリゾナ、パンデル

ストロング(強い)

エクラー、メサデルム、ボアラ、ザルックス、アドコルチン、ベトネベート、フルコート、リンデロンV

メディアム(中間)

リドメックス、レダコート、アルメタ、キンダベート、ロコイド、グリメサゾン、オイラゾン

ウィーク(弱い)

プレドニゾロン

アトピー性皮膚炎 ステロイド外用薬のランク

(ライフサイエンス出版株式会社「主要外皮用剤一覧」より)

アトピーの症状がひどいところには強いランクのステロイド剤を使って素早く治し、症状が治まり次第、ランクを徐々に落としていく。そしてしっかりと保湿をする。

それが正しいステロイドの使い方です。

もしくは一気に炎症や痒みを強いステロイド剤を使って消す。症状が治まってきたら、1日置きに塗ってみる。慣れてきたら2日置きに塗ってみる。そうやってステロイド剤を徐々に止めていくんです。いきなり止める脱ステよりも、徐々にステロイドを止めていく、徐々にステロイドに頼らない身体に慣らしていく。この方法が確実です。

身体の部位によっても使うステロイド剤の種類は違います。どの部分にどのステロイド剤を使えばいいのか、皮膚科医とちゃんと相談して理解しましょう。

短期間で一気に炎症や痒みを治すため、怖がってちょっとずつ塗っていては余計に症状が治まりません。一気に治すにはできるだけたっぷり塗ることが大事です。皮膚の炎症や爛れが治ったら、塗る期間を徐々に空けていけばいいのです。例えばステロイドが怖いからといって、弱いステロイドを塗り続けていたら余計に副作用が出ます。しかも症状は良くならないという悪循環に陥ります。

なのでスタートが肝心。

まずは適切なステロイドをたっぷり塗って一気に治す!治ったら、徐々に塗る期間を空けていく。そうすることによって少しずつステロイドを使わなくなり、自分の皮膚がどれくらいの期間で症状が悪化するのか等、付き合い方がわかってきます。ステロイド剤は上手く付き合っていけば全く怖い薬じゃないんです。

脱ステ、などと言って、いきなりステロイド剤を中止することは何の得もありません。何の根拠もなしに、脱ステで治った!などの一言に騙されてはいけません。

ステロイド剤と上手く付き合っていくのが確実に肌が綺麗になる近道です。

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アトピーとニキビと 15年以上付き合っている30歳男性。アトピーとニキビ、その他諸々書きます。詳しくはこちら