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アトピー性皮膚炎に良い食事 悪い食事 栄養を見直して体質改善

2017年07月04日
アトピー性皮膚炎に良い食事 悪い食事 栄養を見直して体質改善

アトピーの痒みは栄養素によって変わる?

アトピー性皮膚炎を患ってる方であれば、食事に気をつけている人は多いですよね。

食事というものがアトピーを悪化させたり、はたまた良好な状態にしてあげる決定打になり得る人もいます。食事によって肌の痒みが左右されるのもアトピーです。

食事療法によってアトピーが完治することは難しいですが、アレルギー体質を改善させることは可能ですし、これ以上ひどくさせないためにも食事に気をつけることは少なくともデメリットはありません。

ではここではアトピーの人が食べちゃ悪いもの、良いものをご紹介していきましょう。

食べると痒みが出る食「ヒスタミンを含んでいる」

食べると痒みが出る食「ヒスタミンを含んでいる」

ヒスタミンを含んでいる

ヒスタミンとは痒みの原因となっている化学物質です。アレルギー物質が体内に侵入してくると、活性化マスト細胞(肥満細胞)からヒスタミンが生成され、それが痒みの元となります。このヒスタミンが出れば出るほど身体は痒くなっていくのです。

食材の中にもこのヒスタミンを含んでいるものがあります。

さんま、いわし、マグロ、いか、たこ、えび等の魚類
豚肉などの肉類
なす、トマト
たけのこ、さといも、まつたけ
そば
ワイン、ビール

などの食材にはヒスタミンが含まれているのです。

 

脂っぽいもの、唐揚げや肉類はNG

脂っぽいもの、唐揚げや肉類はNG

油、特に植物油はアレルギーの原因と言われています。

現代人にアトピーが多くなってしまったのは、植物油や添加物を含んだ食事が多くなってしまったためです。

唐揚げ、コロッケ、とんかつ、天ぷら、油炒め
マーガリン、ドレッシング、マヨネーズ

などなど、油を使った食事はなるべく取らないようにしましょう。

 

植物油がアレルギーを引き起こす

植物油がアレルギーを引き起こす

植物油を作った料理が食が、痒みを引き起こす原因になっています。

植物油とは、大豆油、コーン油、ごま油、菜種油、サフラワー油、米ぬか油などが挙げられます。

植物油には「リノール酸」という成分が含まれています。このリノール酸は後に「アラキドン酸」というものに変化し、これがアレルゲンに対して異常に反応してしまいます。

このアラキドン酸が皮脂腺の細胞膜に付着し、痒みの原因になります。アレルギー体質の人には特に過剰に反応してしまうのがアラキドン酸です。

植物油を取ることによってアレルゲンに反応してしまう物質を身体に取り入れていることになります。

オリーブ油(オイル)を使おう!

オリーブ油を使おう!

最近はオリーブオイルを使っている人も多いと思います。

オリーブオイルは植物油と違い、オレイン酸が使われています。オレイン酸はアレルギー反応を起こしにくい成分です。

なのでアトピーの人は調理にオリーブオイルを使うといいでしょう。

 

植物油を使う食事

植物油を使う食事

コロッケ、唐揚げ、フライドポテト、油揚げ、魚のフライ、インスタントカレー、グラタン、シチュー、インスタントラーメン、スナック菓子、マーガリン、ドレッシング、マヨネーズ、チョコレート、炒める料理、パン類

などなど、現代人の食事には欠かせないものばかりです。
ですが、これらの欧米化した食事が増えたからアトピー患者が増えたのも事実なのです。

例えば野菜はアトピーの人へも優しい食べ物です。ですが野菜の上にドレッシング、マヨネーズをかけて食べる行為は植物油を取っていることに変わりません。ドレッシングにも気を使いましょう。ノンオイルタイプのドレッシングであれば大丈夫です。

 

魚(DHA EPA)が有効

魚(DHA EPA)が有効

DHA、良く聞きますね。DHAやEPAは海藻や魚に含まれている油

海藻や魚を食べることで、DHA EPAを身体に取り入れましょう。DHA、EPAは「αリノレン酸」系列の成分です。aリノレン酸はアトピーを改善させる助けをしてくれます。なぜなら抗アレルギー作用があるからです。

aリノレン酸を取ることによって、植物油で取っていたリノレン酸との量のバランスを取ることもできます。

もしも植物油を取りすぎていた、という人はDHA、EPAが含まれている魚や魚系のサプリメントを取ることが有効です。

更にDHA、EPAには

血液をサラサラにしたり、
中性脂肪を下げたり、
高血圧の抑制、
動脈硬化の予防、
視力低下の抑制、
抗炎症作用、

など様々なメリットがあります。

手っ取り早くDHA EPAを取りたい人は刺身が一番です。生のままの状態がDHA EPAが含まれている量が焼いたり煮たりするより格段に違います。

100gに含まれるDAHの含有量(mg)


まぐろ(トロ) 2,877mg
まだい(養殖) 1,830mg
ぶり(天然) 1,785mg
さば 1,781mg
さんま 1,398mg
まいわし 1,136mg
さけ 820mg

100gに含まれるEPAの含有量(mg)

いわし 1,381mg
本まぐろ(トロ) 1,288mg
さば 1,214mg
まだい(養殖) 1,085mg
ぶり(天然) 899mg
さんま 844mg

となっています。

DHA EPAだからといって取りすぎはNG

これらの魚ですが、フライにしてしまうとDHC EPAが逃げてしまうのでフライで食べることはオススメできません。

そしてDHA、EPAがアトピーに良いからと言って、取りすぎはよくありません。

取りすぎたDHA、EPAは体内で残ってしまい、「過酸化皮質」が増えてしまいます。過酸化皮質は痒みを起こす炎症物質「ヒスタミン」を発生させる原因でもあります。

増えすぎた過酸化皮質を除去するために、「IgE抗体(免疫グロブリンE)」が、働き出します。それがきっかけでIgE抗体が肥満細胞にくっつき、肥満細胞の中からヒスタミンが発生するのです。ヒスタミンが神経を刺激して、痒みを引き起こしてしまいます。

なので、取りすぎはよくありません。
毎日寿司、毎日刺身を食べるのはNGです。バランス良く取ってください。


チョコレートやお菓子、ケーキ等は糖分が多い

チョコレートやお菓子、ケーキ等は糖分が多い

チョコ系のお菓子、スイーツ、ケーキ、甘いもの、

これらもアトピーの人には向いておりません。糖分は血糖値を上昇させます。

上昇した血糖値を低下させるためにインスリンが過剰に分泌されます。そうすると今度は血糖値を下げすぎないためにコルチゾールが放出されます。

このコルチゾールがかゆみを増幅させる原因になっているのです。

糖分を「取りすぎる」と痒みが出ます。

 

炭水化物の取りすぎに要注意

炭水化物の取りすぎに要注意

炭水化物は体内で糖分に変化します。

そうすると糖分の多いお菓子を食べたときと同じように痒みが引き起こってしまうのです。何事も取りすぎはよくありません。炭水化物を絶対に食べてはいけない、というわけではありませんが、過剰に取らないようにしましょう。

思春期の方など食欲旺盛な時期はあると思いますが、「バランス」が大事です。

炭水化物含有率

コーンフレーク 83.6%
フランスパン 57.5%
ライ麦パン 52.7%
ロールパン 48.6%
食パン 46.7%
クロワッサン 43.9%

パスタ(乾) 72.2%
そうめん(乾) 72.7%

白米 37.1%
玄米 35.6%

お米はそれほど含まれていないんです。お米は炭水化物以外の成分、ビタミン類だったたんぱく質などが多く含まれています。なのでパンや麺類を避け、お米を取るようにしましょう。

 

なぜアトピー患者が増えたか?動物性タンパク質を取りすぎ

なぜアトピー患者が増えたか?動物性タンパク質を取りすぎ

現代になってアトピー患者が急激に増えたのはなぜでしょうか?
昔よりも今のほうがアトピーで悩んでいる人のほうが多い・・・昔の人はなんでアトピーじゃなかったの!?

上のグラフを見てください。国民1人当たりが1年に取る食料別の供給量です。(農林水産省より

昭和50年頃から、乳製品の数値が右肩上がりになっていますね。これは「食の欧米化」が戦後から進んだからです。逆に野菜や穀類などは昔の人のほうが食べている。

人々の食事が変わったことで人々の体質も変わり、アトピーを患う人が増えていったのは間違いありません。

1960年代まではアトピー性皮膚炎という病気自体はあったものの、患者数は少なかったのです。1000人に1人くらいという割合のものでした。

ですが今や日本人の10人に1人、1割前後がアトピーで苦しんでいる時代です。人によって症状の差はあれど、もはや「国民病」とも言うべきアトピー。なぜこんなにも増えたのかと言えば、「食事の変化」にあります。

1980年代以降から、食の欧米化やコンビニエンスストア、ファーストフード店の増加など、日本人の「食」は明らかに変わっていきました。
毎日の「食事」が現代の日本人の身体を作り上げたのです。もちろん食事の変わりようで身体の発育変化などメリットも沢山ありますが、アトピー性皮膚炎という病を引き起こす引き金にもなってしまったのです。


動物性タンパク質、牛乳、肉類、卵製品を取りすぎ

動物性タンパク質、牛乳、肉類、卵製品を取りすぎ

子どもだからこそ、乳製品だったり、肉類、卵類は大好きです。むしろ成長するためにこれらの食は欠かすことができません。ですが毎日のようにハンバーグやオムライスを食べていたら、それはデメリットしかありません。

「消化」されない動物性タンパク質

動物性タンパク質は消化するのが非常に難しいのです。例えば成人した女性は1週間に卵1個、2個ぶんしか消化できないとも言われています。

身体の中で分解する力が追いつかないのです。それなのに動物性タンパク質を次から次へと食べていくと、どうなるでしょうか。

分解されずに残ったタンパク質は、排泄されるか、身体の中に留まるかのどちらかです。身体の中に留まったタンパク質は「ポリペプチド」という名の悪魔に生まれ変わります。この「ポリペプチド」という物質も痒みを引き起こす原因になっているのです。


一体何を食べればいいの?昔ながらの「食」に戻す

一体何を食べればいいの?昔ながらの「食」に戻す

なぜアトピー患者が急激に増えたのか?それは現代人の食の欧米化。
つまり昔の人の食事に戻すことによって、少なからず体質を変えていくことができます。

日本人はやっぱり「和食」です。

1960年代以降、食の欧米化が進み、80年代以降ではアトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状を抱えた病気が急激に増えました。それまでは病気自体はあったものの、今のような患者数は抱えていなかったのです。皮膚科や耳鼻科は儲かったと思いますが、苦しんでいる人の数は増え続けています。

美味しいものと引き換えに失ったものも大きいのです。

昔の質素な食事に戻すことができれば、アレルギー体質も変わっていきます。

植物油、動物性タンパク質などを多く取らないこと。
野菜やDHAが多く含んだ魚を取ることなども踏まえて、和食に戻していきましょう。

では和食とは一体何か?

1. 米

1.米

白米です。パン類を朝食べている人、麺類を昼に食べている人は多いと思いますが、パンや麺類にも植物油は使われています。ぜひ白いお米を食べてください。

2. 魚、大豆

2 魚、大豆

魚にはDHA、EPAが含まれています。抗アレルギー作用があるため有効ですね。大豆は植物性タンパク質です。大豆のタンパク質は良質のタンパク質として知られており、様々な健康効果があります。豆腐、納豆、豆乳製品を取るようにしましょう。

3. 少量の肉

少量の肉

肉類を食べちゃいけないというわけではありません。動物性タンパク質の肉も生きていくエネルギーを作っていくことに欠かせません。バランスが必要なんです。鶏肉、豚肉、牛肉もバランス良く取るようにしましょう。ただしその肉と一緒に3倍の野菜を食べてください。そして野菜を先に食べること。そうすることによって動物性タンパク質である肉類をゆるやかに消化してくれます。

4. 野菜

4.野菜

緑黄色野菜、海藻、きのこ、いもなど。欠かすことのできない存在です。肉を取る場合、野菜の量のほうが多いように心がけましょう。

 

青汁で食のバランスを整える?

毎日和食が取れないという方は、栄養バランスを整える青汁など、現在では様々なサプリメントなどが多く販売されています。「サプリメントとかはちょっと・・・」と抵抗感がある人も多いかと思いますが、日本人の食の欧米化による弊害は何年も前から見直され始めているのです。それに沿って、様々な健康食品が開発されるようになっています。

もし忙しくて料理できない、そこまでの時間が持てない、などの悩みを抱えている人は、そういった健康食に手を出してみるのも手です。

藻のすごい青汁

 

まとめ 質素な和食を中心にバランスのいい食事を

アトピー患者にとっての食事療法は、体質改善への道になります。食事を変えたからといっていきなりアトピー肌が治るわけではないですし、痒みや炎症が引くわけでもありません。毎日毎日食事に対しての心構えを変えることによって、半年1年後には少しずつアレルギー体質が変わっていくことを期待するというものです。

あまりに食事に気を使いすぎてしまうと、かえってストレスが溜まってしまう人もいます。あれもこれもダメ、あれは良いこれは悪いと決めつけて、何も食べられなくなってしまったら元も子もないですし、それが原因でストレスが溜まりアトピーが悪化してしまうという悪循環にも陥ってしまいます。

何事も「バランス」が大切です。

「今日からお菓子やスナック菓子は食べるのを止めよう」とか。

「今日から少しずつ野菜を食べる量を増やして、肉を食べる量を減らしてみよう」とか。

それくらいの意識でいいのです。毎日365日続けていくにはそれくらいの意識のほうが続けることができます。

「よし!今日から1~10まで全ての食事を徹底的に見直してやる!!」

なんて気合いを入れると1年も持ちません。

少しずつでいいので、自分の中で変えられる食事があったら変えてみてください。そうすることによって、自分でも気付かないうちに体質改善へと繋がっていきます。

 

 

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アトピーとニキビと 15年以上付き合っている30歳男性。アトピーとニキビ、その他諸々書きます。詳しくはこちら