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背中ニキビの治し方を網羅 マラセチア菌とホルモンバランスが原因

2017年08月20日
背中ニキビの治し方を網羅 マラセチア菌とホルモンバランスが原因

背中ニキビを治したい…治らない…

ニキビは何も顔にできるものだけじゃありません。身体のあちこちに出来てしまうのがニキビであり、胸やお尻なんかにもできます。そして背中にもできてしまう。なぜニキビは僕たち私たちをこんなにも苦しめるんでしょう?今回は背中ニキビに苦しんでいる人に向けた記事になります。

背中ニキビは顔ニキビよりも厄介です。なぜなら「見えない」からです。
手の届かない場所にあるニキビ、どうなっているかもわからない、
見えないところでいじめてくる、攻めてくる、そんな背中ニキビの陰湿さをどうにかしてやりましょう!

背中ニキビは見えない、手が届かない、衣服の中だから悪化しやすい

まず背中ニキビがどんなものかご存知でしょうか。背中ニキビとはこういったものになります。

背中にできるニキビの数や、症状の差は人それぞれです。例えばたまに1個2個のニキビが背中にできる、なんて人もいるでしょう。

写真のようにニキビの数が増えていったり、炎症が進んでニキビが重症化する場合もあります。

背中ニキビ

ニキビの症状に差はあれど、背中ニキビができる原因は同じなんです!

背中ニキビは顔のニキビに比べて、炎症や化膿が進みやすいタイプのニキビです。

それはなぜかと言えばまず「見えない」「手が届かない」ことが挙げられます。ニキビ自体が見えないとどうなっているかわかりません。ニキビの症状がわからないので、ついほったらかしにしてしまいがちなのが背中ニキビです。

それに顔ニキビと違って、痒みもないのが背中ニキビの特徴です。顔ニキビはアクネ菌が繁殖したために炎症を起こし、そのアクネ菌が痒みをも引き起こしています。ですが背中ニキビは「マラセチア菌」という名の菌が原因です。これが繁殖を起こしてニキビに炎症を与えています。ですがアクネ菌と違い「痒み」がありません。なのでニキビが悪化したことに気づきにくい!

マラセチア菌って何?

背中ニキビは見えない、手が届かない、衣服の中だから悪化しやすい

背中だけではなく、胸などの身体のニキビはマラセチア菌が原因で炎症を起こします。

背中ニキビや胸のニキビなどは顔のニキビと違い、マラセチア菌が原因でできるので「マラセチア毛包炎」と呼ばれています。顔のニキビは「尋常性痤瘡」と呼ばれています。医学的にはこの二つは別物として扱われているわけです。

アクネ菌もマラセチア菌も、元々皮膚に存在しているものです。常在菌になります。ですがつまった毛穴にこれらの菌が繁殖してしまうと炎症へと繋がるのです。

マラセチア菌は「マラセチア・ダーマティス」、「マラセチア・シンポディアリス」、「マラセチア・グロボーサ」、「マラセチア・ファーファー」、「マラセチア・レストリクタ」の5種類があります。なんだかモンスターみたいな名前ですよね。背中ニキビはマラセチア・ファーファーさんが原因で炎症を起こします。

アクネ菌やマラセチア菌は皮脂の多いところ、ベタベタしたところ、ムレて湿気が強いところ、などを好んで居座ります

衣服のムレでニキビが更に悪化

背中ニキビが悪化する原因のひとつに衣服の繊維があります。これはお尻のニキビもそうですが、衣服の中でムレを起こしてしまってそれが原因でニキビの炎症や化膿が進んでしまいます。ときには衣服がスレたりすることにより、ニキビ自体が潰れてしまうこともあるでしょう。

夏場など、汗をかけば衣服の中は汗と皮脂が混ざり合って更にムレてしまいます。寝汗も同じことです。マラセチア菌は湿気の多いところを好むんです。汗をかいてムレた場所などは大好物。マラセチア菌が繁殖を起こして背中ニキビは炎症を起こしてしまうでしょう。

こうしたことが背中ニキビがいつまで経っても治らない、背中全体に広がってしまう原因にもなっています。

 

シャンプーの洗い残し、ロングヘアーのデメリット

シャンプーの洗い残し、ロングヘアーのデメリット

女性の場合は特にそうですが、髪がロングの場合、どうしても背中にシャンプーが付いてしまったり、コンディショナーやトリートメントが付いてしまったりします。それらに含まれている成分はしっかりと洗い流さないとマラセチア菌が繁殖してしまう原因になります。ロングヘアーの人は特に背中に気を使いましょう。

ボディーソープの洗い残しも背中ニキビを悪化させてしまいます。背中は特に見えない部分なので、洗い残しがないか他に部位よりもしっかり確認しましょう。

強く洗いすぎに注意!皮脂の落としすぎでニキビ肌へ

顔は洗顔フォーム、背中はボディーソープを付けて洗いますが、どちらも洗いすぎは要注意です。ゴシゴシと洗っていたりしませんか?背中を洗うときはどうやって洗っていますか?

ボディタオルを使って洗っていますか?

できることなら手のひらで優しく洗いましょう

顔は手のひらで洗うのに、背中はボディタオルを使わなきゃいけない理由はありません。背中にニキビがあるのなら余計に手のひらで洗うべきです。ボディタオルを使うとニキビが潰れてしまう原因になります。

皮脂の落としすぎは「乾燥肌」に繋がる

ゴシゴシ洗ったり、何十回も洗いすぎたりすることがよくないのは、「皮脂」を落としすぎてしまうからです。皮脂を落としすぎてしまうと肌は「乾燥」します

「ニキビって皮脂が過剰に分泌して肌がベタベタして、それが毛穴につまることによってできるんじゃないの?乾燥ってニキビと関係ある?」

と思うかもしれません。

「乾燥は肌がカサカサするから皮脂とは関係ないんじゃないの?」

と思いがちですが、乾燥すると毛穴が小さく細くなってしまい少しの皮脂でも毛穴につまってしまうんです。

乾燥は肌から水分が失われています。水分を失われた肌は、自身を守るために一度に一気に皮脂を分泌してしまうこともあります。そうなればそれが毛穴につまる原因にもなります。

洗いすぎによる「皮脂の落としすぎ」は「乾燥肌」に繋がり、背中ニキビができるんです。

背中にもターンオーバーがある ホルモンバランスの乱れ

背中にもターンオーバーがある ホルモンバランスの乱れ

顔ニキビにはターンオーバーを正常に戻すことでニキビを作らせない肌になる、とよく言いますね。これは背中ニキビに対しても同じです。肌のどこであろうとターンオーバーは行われているんです。私達人間の肌は一定の周期で新しい細胞が生まれ、古い細胞が剥がれ落ちていくターンオーバーが常に行われています。

ターンオーバーが乱れると、古い角質が剥がれなくなってしまい、角栓が出来て皮脂や汚れが毛穴につまり、ニキビできる。出来たニキビの中でアクネ菌やマラセチア球菌が繁殖して炎症を起こした赤ニキビや、化膿した黄色ニキビに移り変わっていきます。

なぜターンオーバーは異常をきたす?ホルモンバランスの乱れ

ニキビができる最大の原因は「ホルモンバランス」に乱れです。肌のターンオーバーもホルモンバランスが乱れることより変わってしまいます。ではホルモンバランスはどんなときに乱れてしまうんでしょう?

女性の場合、生理中のプロゲステロン(黄体ホルモン)が原因

女性は生理中に肌荒れ、ニキビができる人が多いです。これは生理によるプロゲステロン(黄体ホルモン)の増加が原因になります。もちろん背中ニキビも同じです。

プロゲステロン(黄体ホルモン)は女性ホルモンの1種ですが、これが男性ホルモンと似た働きをすることで知られています。女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種があります。どちらも卵巣で作られますが、プロゲステロン(黄体ホルモン)は女性ホルモンなのに男性ホルモンと似ているんです。

プロゲステロン(黄体ホルモン)の増加により、肌の皮脂量の分泌が過剰になります。そうするとターンオーバーも乱れていき、ニキビができてしまうんです。

生理中のニキビについてはこちらもどうぞ

 

男性ホルモンが増加する理由 ストレスと睡眠不足

男性ホルモンが増加する理由 ストレスと睡眠不足

ホルモンバランスの乱れはすなわち「男性ホルモン」と「女性ホルモン」のバランスがおかしくなってしまうということです。

どちらのホルモンが増えるとニキビができるのかと言えば、言うまでもなく「男性ホルモン」になります。肌がベタついている、ベトベトしている人は間違いなく男性ホルモン過多の場合が多いのです。男性ホルモン過多になると肌の皮脂分泌が増加します。余計に出てしまった皮脂は毛穴をつまらせてニキビになります。これは背中ニキビも同じこと。

皮脂というものはそもそもは肌を外敵から守るためのバリア機能を果たしている常在菌ですが、男性ホルモンが増えることにより皮脂の「量」が増えすぎてしまい、毛穴につまってしまうのです。

男性ホルモンはどうして増えるの?その1「ストレス」

みなさんストレスは抱えていますか?

現代人ならば何かしらのストレスを抱えているのが当たり前です。学校や仕事での人間関係、将来への不安、自分への不満、失恋、離婚、金銭的問題、持病、そられによって引き起こされるストレスは男性ホルモンを増加させる原因です。

ですがなぜストレスが溜まると男性ホルモンが増えてしまうのか?

ストレスを抱えている=緊張感が続いている

ということになります。人間の身体に緊張感が与えられるとどうなるか?

「交感神経」という自律神経が優位に働いてしまうのです。人の身体には自律神経が働いています。1つが「交感神経」、もう1つが「副交感神経」です。交感神経は、主に緊張しているときや、身体や脳が活発に動いているときに働く神経です。ストレスを抱えていると交感神経がばかりが働いてしまいます。そうすると男性ホルモンが増加してしまうのです。

これがストレスによって引き起こされるホルモンバランスの乱れの理由になります。

じゃあストレスをなくせば男性ホルモンは減り、背中ニキビもなくなるのか?
とは言え、ストレスをなくす、ということは現代人にとって不可能に近いことですよね。中々難しい問題です。

ストレスとニキビについてはこちらもどうぞ

 

男性ホルモンはどうして増えるの?その2「睡眠不足」

男性ホルモンが増加してしまう原因に「睡眠不足」もあります。睡眠不足は肌荒れに繋がるとよく言いますよね。それは睡眠不足によってホルモンバランスが乱れるからだったんです。ですがなぜ睡眠不足だと男性ホルモンが増えるのか?

これも 自律神経が関係しています。睡眠不足になれば「起きている時間」が長く続くわけです。寝る直前まで勉強をしていたり、寝る間も惜しんで仕事をしていたり、寝るまでの時間に何らかの作業をしていた場合、「交感神経」が優位に働きます。それによって男性ホルモンが増加する。

逆に寝ている間は「副交感神経」が働いているわけです。副交感神経は主にリラックスしている時間に働く自律神経です。この交感神経と副交感神経が一律で整っていれば男性ホルモンは過多になりません。

22時〜2時まではお肌のゴールデンタイムとよく言いますよね。これはたっぷりと睡眠時間をとって自律神経を整えましょうという意味も込められています。

睡眠時間とニキビについてはこちらもどうぞ

 

女性ホルモン(卵胞ホルモン)を取り入れよう

こうしたホルモンバランスの乱れは、背中ニキビだけではなく、ニキビそのものができる最大の理由でもあります。ニキビ治療を専門とする病院によっては、ホルモンバランスを整えるために女性ホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」を身体に取り入れる治療も行っています。例えばピル(避妊薬)を使用してホルモンバランスを整えるという治療法もあります。

その他、食事によってホルモンバランスを整えることもできます。大豆製品などに含まれている大豆イソフラボンはエストロゲンと同じ働きをすることが知られています。ザクロなどもエストロゲンと同じ効果が期待できます。普段の食生活を見直すことも背中ニキビを改善させる大きな要因の1つです。

 

化粧水、美容液で皮脂量を整える 元々背中は皮脂が多い部分

化粧水、美容液で皮脂量を整える 元々背中は皮脂が多い部分

なぜ背中にニキビができやすいのか?

それは背中は皮脂が多く分泌してしまいがちなところだからです。顔もおでこや鼻はベタベタしがちな場所で、皮脂量が多い箇所です。

背中も同様に、肩から背骨にかけてのTゾーンがあります。この部分は皮脂腺から皮脂が分泌されることが他の部位より多く、更に産毛がたくさん生える場所でもあるため、皮脂が排出されにくいのです。

おでこにしろ、鼻にしろ、背中にしろ、ニキビができやすい場所は皮脂分泌が激しいのです。

それを抑えるにはどうすればいいのか?

そのために化粧水や美容液が存在します

化粧水や美容液でターンオーバーを正常に戻す

背中は皮脂分泌が激しいからと言って、どんな人でも背中ニキビができるわけではありません。背中が綺麗な人も沢山いますよね。

じゃあ背中が綺麗な人はなぜ綺麗なのかと言えば、肌のターンオーバーが正常だからです。ターンオーバーが正常なため、皮脂分泌が一定量なんです。

背中ニキビがひどい人はターンオーバーが乱れているため、皮脂分泌が過剰になっている。上記でホルモンバランスを整えればターンオーバーが正常になると言いましたが、方法はそれだけではありません。そのために化粧水や美容液などが存在しています。

毎日のスキンケア、毎日の保湿はニキビがない人でも行っています。ニキビがひどい人はそれ以上に気を使う必要があります。

例えば皮脂の過剰分泌を抑えるにはどうすればいいのか?

皮脂の過剰分泌は「ビタミンC誘導体」を取り入れれば改善に導くことが可能です。現在ではビタミンC誘導体も進化しており、肌の角質層まで浸透させるものが沢山出てきています。

背中ニキビも顔と同様に化粧水や美容液を手のひらにとり、優しくつけてあげましょう。

「顔につける化粧水や美容液を背中につけてもいいの?」

という疑問がわくかと思いますが、ニキビ専用の化粧水、美容液であれば問題ありません。むしろ身体につけるローションよりも多種多様な美容成分が高濃度で配合されているので、ぜひ使うべきです。

 

 

背中ニキビで皮膚科に行くと貰える薬って?

あまりにも背中全体にニキビが広がっていたり、炎症している赤ニキビや化膿し始めた黄色ニキビなどがある場合は、今すぐにでも皮膚科を受診することをオススメします。

スキンケアや生活習慣の見直しも最重要課題ですが、今あるニキビの炎症を抑え込んだり、これ以上ひどいニキビにさせないためにも皮膚科は行くべきです。皮膚科に行きながらも、毎日のスキンケア、生活習慣を見直していけばいいのです。

皮膚科で貰える背中ニキビの薬

皮膚科で貰える背中ニキビの薬

身体のニキビであればローションタイプの薬を貰うことが多いです。こちらはダラシンTゲルという塗り薬のローションタイプになります。効能効果は軟膏タイプのダラシンTゲルと全く同じものです。成分は同じなのです。

ダラシンTゲルは抗菌作用と抗炎症作用のある薬になります。ニキビの原因であるアクネ菌やマラセチア菌を殺してくれ、更に今ある赤ニキビや黄色ニキビの炎症を抑えてくれます

 

抗生物質配合の内服薬で炎症を抑え込む

抗生物質配合の内服薬で炎症を抑え込む

背中全体にニキビが広がっていたりする場合、内服薬を貰うことが多いでしょう。ニキビ用の内服薬は抗生物質が配合されています。アクネ菌やマラセチア菌を殺してくれる作用、赤ニキビや黄色ニキビの炎症を抑えてくれる作用があります。

「ミノマイシン」「ルリッド」「ビブラマイシン」「ファロム」などが処方されるでしょう。これら抗生物質は、長期間服用すると耐菌性が出来てしまい効きにくくなるという副作用があります。

 

まとめ 背中ニキビを治すには生活習慣を見直しながら、皮膚科への受診を

背中ニキビがひどくなってしまうのはマラセチア菌のせいだったんです。 そしてマラセチア菌は皮脂の多い場所や湿気の多いところを好みます。それを回避するためには?

・衣服のムレを作らない、汗をかいたらふく、下着を変える
・シャンプー、ボディーソープの洗い残しを作らない
・背中をゴシゴシと洗いすぎない、洗いすぎは乾燥肌に繋がる

皮脂分泌が過剰になってしまうのは、ターンオーバーが正常ではないからです。ターンオーバーが正常ではないのはホルモンバランスが乱れるからです。

・女性の場合、生理中のプロゲステロン(黄体ホルモン)によって皮脂分泌が増える
・男性ホルモンの増加で皮脂分泌が増える
・ストレスや睡眠不足は交感神経が優位に立つため、男性ホルモンが増加する
・エストロゲン(卵胞ホルモン)を取り入れて、ホルモンバランスを整えよう
・大豆イソフラボンやザクロはエストロゲン(卵胞ホルモン)に似た働きをする

背中のターンオーバーを正常にするには、スキンケアも大事です。皮脂分泌を一定量にするためにビタミンC誘導体を含んだ化粧水、美容液を使いましょう。

・毎日のスキンケアで皮脂の過剰分泌を抑える
・顔用の化粧水や美容液は背中にも使って大丈夫
・手のひらで優しく付けてあげましょう

あまりにも背中ニキビがひどい場合は、今すぐに皮膚科へ

・皮膚科に行くと身体ニキビ用のローションタイプの薬を貰える
・背中全体にニキビがある場合は、抗生物質の内服薬を貰える
・抗生物質は長期服用にご注意を

 

背中ニキビを治すのは中々一筋縄じゃいきませんが、自分が今できることから一つずつ見直してみましょう。ここまで記してあることを一気にやろうとしても気が滅入ってしまいます。どれか一つでもいいので、できることから始めてみてください。

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アトピーとニキビと 15年以上付き合っている30歳男性。アトピーとニキビ、その他諸々書きます。詳しくはこちら