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ナノ化された美容成分は肌のどこまで届くのか、ニキビ跡のシミには効くのか

2017年11月13日
ナノ化された美容成分は肌のどこまで届くのか、ニキビ跡のシミには効くのか

ナノ化された美容成分の力

近年、化粧水や美容液には「ナノ化」と呼ばれている美容成分が配合されていることが多いです。美容成分を肌の奥まで浸透させるという技術であり、ナノ化甘草エキス、ナノ化ヒアルロン酸、ナノ化コラーゲンなんて呼ばれている成分が配合されています。

ニキビ跡に悩んでいる人にとって、ニキビ跡のシミを消したいということは必然。ニキビ跡の色素沈着、シミを消したいのであればシミを作った肌の奥まで美容成分を浸透させることが必要です、ですがナノ化した成分は一体どこまで届くのか?本当に肌の奥まで届くのでしょうか?

ナノとは10億分の1メートルのこと

ナノとは10億分の1メートルのこと

美容成分をナノ化するという「ナノ」とは10億分の1メートルのことであり、メートルやセンチメートルと同じく大きさを表している単位のことです。

つまるところ「とても小さい」という意味。美容成分を極小までにして肌に浸透させる技術が「ナノ化」です。

でも10億分の1メートルがどれくらいかなんてよくわからないですよね。

例えばビーグレンというスキンケアメーカーがあります。
このビーグレンの「QuSome(キューソーム)」という独自の浸透技術にもナノ化が取り入れられています。

ビーグレンの化粧水や美容液の成分は最小で70ナノメートルから150ナノメートルという大きさです。これをビーグレン独自のQuSomeカプセルに入れ込むことにより安定して肌のダメージ部分まで美容成分を届けるというもの。

70ナノメートルで一体どこまで届くのか?

人の肌の細胞は250ナノメートル以上のものをすり抜けることができません
250ナノメートル以上であれば肌の奥には浸透せずに、肌表面に留まって終わります。

ナノ化されていない美容成分が配合の化粧水の場合は、単なる「保湿」止まりということです。

250ナノメートル以下の美容成分であれば肌の奥まで届くのか?

そもそも肌の奥とはどこまでのこと?

そもそも肌の奥とはどこまでのこと?

肌には上から表皮」「真皮」「皮下組織と3段階に分けられています。

表皮とは肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」が行われているところです。
繰り返してできるニキビを治すためにはターンオーバーをもとに戻そう!とは良く言いますよね。

ターンオーバーは約28日間の周期で行われ、新しい細胞が上へ押し上げられて古い細胞が剥がれ落ちていくというもの。

これが表皮という部分で行われています。

ターンオーバーは約28日間の周期で行われ、新しい細胞が上へ押し上げられて古い細胞が剥がれ落ちていくというもの。

そして表皮の中でも肌は段階分けされているのをご存じでしょうか。

表皮は上から角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層

と4つに分かれている。

表皮は上から「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」

一番下の基底層で新しい細胞が生まれ、それが上の層へと押し上げられていき、一番の上の角質層にたどり着く。そして古い細胞は肌から剥がれ落ちる、それがターンオーバーです。

基底層よりも下を「真皮」それよりも下を「皮下組織」と呼んでいます。

ではナノ化された成分はどこまで届くのか?

どんな化粧水や美容液を見たとしても、「角質層」という言葉で止まっています。

肌の奥=※角質層まで

という表記の仕方をしています。ナノ化された成分が配合された化粧水や美容液もそうです。

「角質層の奥まで」「角質層の」

と角質層以外の言葉は出てきません。

「真皮まで届く」や、「基底層まで届く」

なんて言葉は出てこないんですね。

つまりナノ化された成分であっても、表皮の一番上である角質層までしか届かないということではないでしょうか。

角質層はラメラ構造という細胞と細胞がくっつきあった構造で出来ています。その細胞には角質細胞、細胞間脂質といったもので構成されており、それらの細胞同士がセラミドや水分の力を得て結合し合ってできています。

この細胞間をすり抜けることができるのがナノ化された美容成分です。

ナノ化された美容成分は角質層の中の細胞をすり抜けていき奥まで届くということ。

角質層よりも下には行かないの?角質層よりも下、基底層や真皮までです。

真皮まで美容成分が届く化粧水はなぜないのか?

真皮まで美容成分が届く化粧水はなぜないのか?

凸凹のニキビ跡や色素沈着のニキビ跡の場合、肌の奥の「真皮」まで傷ついている場合があります。真皮とは表皮の層よりも下層部分です。

真皮では肌にハリや弾力を与えるため、ヒアルロン酸コラーゲンが生成されています。

ですが真皮が一度傷ついてしまうと、再生が行われません。なぜなら真皮ではターンオーバーが行われていないからです。表皮では行われているターンオーバーですが、真皮では行われていないのです。

ターンオーバーが行われていないということは傷は自然再生されないということ。
真皮まで届いたニキビ跡は自力での再生が行われません。

そうした場合、真皮まで美容成分を浸透させたい!と思いますよね。
真皮までビタミンCやヒアルロン酸を浸透することができれば、真皮までの傷も再生されるんじゃないか!?と思います。

ですが真皮まで届く化粧水や美容液は存在しないのです。ナノ化された成分であっても、真皮までは届かないでしょう。

化粧水は医薬品ではない、医薬部外品

化粧水や美容液は医薬部外品であり、医薬品、医療品ではないのです。一般の人が誰でも購入できるものが化粧水や美容液です。医師の処方元ではないと買えない薬とは違います。

誰でも買えるものだからこそ、真皮まで成分が浸透することはマズイのです。なぜなら、もしも肌の奥の真皮まで成分が届いた場合、何が起こるかわかりません。

肌の奥、真皮まで届くということは肌に何らかの状態が生まれてしまいます。一般の人全てがシミやニキビ跡に悩んでいるわけではありません。全ての人が使える化粧水や美容液の成分を真皮まで届ける必要性はないのです。

それに薬機法(薬事法)でも定められているのです。スキンケア商品は医薬部外品なため、重大な副作用が出ないようにするため、肌の真皮まで届かせてはいけないという決まりがあります。

だから「肌の奥」と書いていても、

「角質層まで」と小さく記載しているのです。

化粧水や美容液はあくまで肌を「保湿」するためのものだと考えておいたほうがいいでしょう。

ナノ化した成分も角質層止まり?シミも消えないのか?

ナノ化した成分も角質層止まり?シミも消えないのか?

あくまで「角質層まで」と記載してあるだけで、それより奥まで成分が浸透している場合もあります。ナノ化した成分が人の肌の細胞をすり抜けてどこまでたどり着くか、誰の目にもわかりません。その人の肌質によってもそれは変わりますし、どこまで浸透しているか、1人1人の肌を確認することはできません。細胞間をすり抜けているのだから、角質層よりも奥まで浸透している場合もあるでしょう。

ニキビケア用のナノ化された成分配合の美容液やクリームを使ってニキビ跡のシミが消えた実例は沢山確認されています。

凸凹のニキビ跡は真皮まで傷つきますが、色素沈着のシミタイプのニキビ跡は表皮までのものもあります。ニキビ跡のシミは表皮の1番下、基底層にあるメラノサイトからメラニンが過剰生成されたことによって生まれたものです。

表皮までなら美容成分が届いている可能性もあるのです。

それはもしかしたら、ナノ化した成分配合の化粧水や美容液を使ったことにより、肌質が変わり、ターンオーバーが促進されてターンオーバーのおかげでシミが薄くなったのか、美容成分自体のおかげでシミが薄くなったのか、どちらかはわかりませんが、どちらにせよ、表皮までのニキビ跡のシミであれば効果はあるのです。

なのでナノ化した美容成分がシミに効果がないというわけではないんです。

もしもシミ、色素沈着タイプのニキビ跡に悩んでいる人はナノ化されたシミを薄くする美容成分が配合された美容液、またはクリームを使うことをオススメします。

凸凹タイプのニキビ跡の場合は、ナノ化された美容成分であっても真皮まで届くことは
ないので、治すことは不可能でしょう。

この先もしかしたら技術が進化して、真皮まで美容成分を安全に届かせることができるものが出てくるかもしれません。そうしたらまた常識も変わってきますよね。
ぜひスキンケアメーカーさん達、製薬会社さん達には頑張ってもらいたいですよね。

以上、ナノ化の美容成分について考えてみる!でした。

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アトピーとニキビと 15年以上付き合っている30歳男性。アトピーとニキビ、その他諸々書きます。詳しくはこちら